【2025年最新版】神戸市敬老パス申請方法|よくある質問を完全解説
更新日:2025年7月
この記事では、神戸市敬老優待乗車証(敬老パス)の申請方法について、2025年最新情報をもとに、よくある質問形式で詳しく解説します。70歳以上の神戸市民の方が知っておくべき重要な情報をまとめました。
1. 神戸市敬老パスとは?基本情報

神戸市敬老パス – 70歳以上の方の外出支援制度
神戸市敬老パスは、高齢者の外出支援と社会参加促進を目的として、神戸市が70歳以上の市民に交付するICカード型の優待乗車証です。対象の交通機関を小児料金で利用できる制度です。
対象者:神戸市内に住所を有する満70歳以上の方
注意事項:以下の方は対象外となります
- 心身障害などにより福祉乗車証(福祉パス)を受けている方
- タクシー利用券の交付を受けている方
- 自動車燃料費助成を受けている方
優待料金(小児料金)で利用可能な交通機関:
- 神戸市バス
- 神戸市営地下鉄
- 神姫バス(シティーループを除く)・神姫ゾーンバス
- 山陽バス
- 神鉄バス
- 阪神バス
- 阪急バス
- ポートライナー・六甲ライナー
- 地域コミュニティ交通
注意:ICカードが利用できない交通機関では使用できません。また、路線・区間により優待料金が適用されない場合があります。
2. 申請方法・手続きについて

神戸市敬老パス申請手続きの流れ
申請手順:
1申請書の送付:満70歳になる前(概ね3ヶ月前まで)に、神戸市から申請書が郵送されます。
2申請書の提出:以下の方法で申請できます
- 申請書に必要事項を記入して郵便ポストへ投函
- e-KOBE(オンライン)で申請(申請書記載の神戸市管理番号9桁が必要)
3敬老パスの郵送:満70歳の誕生日の前月下旬に、ご住所地へ敬老パスを簡易書留で郵送
申請書が届いていない場合や紛失した場合は、以下の窓口で受付を行っています:
- 各区役所
- 北須磨支所
- 玉津支所
持参物:本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、運転経歴証明書など)
申請が遅れると、敬老パスの発送も遅れる場合がありますので、お早めに手続きをお願いします。
基本的には申請書の記入のみで、特別な添付書類は不要です。ただし、以下の場合は書類が必要になります:
- 窓口申請の場合:本人確認書類
- 代理申請の場合:委任状(世帯が別の場合)
- 再発行の場合:本人確認書類、PiTaPaコールセンターからの書類
3. 利用方法について

神戸市敬老パスのチャージ(入金)方法
利用開始前の準備:
- チャージ(入金):駅の券売機・精算機で1,000円単位(上限20,000円まで)で入金
- 乗車時:ICカード読み取り機に敬老パスをタッチ
- 降車時:再度ICカード読み取り機にタッチ
重要:必ず事前にチャージしてください。チャージされていない場合、改札機で入場できない、または普通運賃を請求される場合があります。
利用者負担額:小児料金(大人料金の半額・10円未満切り捨て)
交通機関 | 通常料金 | 敬老パス利用時 |
---|---|---|
市バス(市内均一区間) | 210円 | 100円 |
市営地下鉄(1区間) | 210円 | 100円 |
ポートライナー・六甲ライナー | 区間により異なる | 小児料金 |
有効期限:最長10年間
券面に表示されている有効期限まで継続して利用できます。毎年の更新手続きは不要ですが、10年経過時には更新手続きが必要になります。
4. 更新・変更手続きについて
更新手順:
1更新書類の送付:有効期限の3ヶ月前までに、更新申請書兼同意書および口座指定書が郵送されます
2申請期限:有効期限の2ヶ月前の月末までに以下の方法で申請
- 更新申請書を郵送で返送
- e-KOBEでオンライン申請(神戸市管理番号9桁が必要)
3新カードの送付:新しい敬老パスが郵送されます
4残額の返金:更新前カードのチャージ残額は、新カード送付から約1〜2ヶ月後に指定口座に振り込まれます
神戸市内での転居の場合は、住民票の住所変更手続きのみで敬老パスは継続して利用できます。
神戸市外への転出の場合:敬老パスの利用資格を失いますので、利用停止届の提出が必要です。
5. トラブル対応・よくある問題

神戸市敬老パス紛失・盗難時の緊急対処法
緊急対応手順:
1利用停止:PiTaPaコールセンター紛失・盗難デスク(0570-014-999、24時間年中無休)に電話して利用停止
2警察届出:
- 盗難の場合:警察に盗難届を提出(受理番号を控える)
- 家の外での紛失:紛失届を提出(任意)
3再発行手続き:以下の書類を持参して区役所等で手続き
- 本人確認書類
- PiTaPaコールセンターから送付された書類
再発行期間:手続きから約4〜6週間
注意:利用停止手続き後、カードが見つかっても使用できません。手続き前によく探してください。
よくある原因と対処法:
- チャージ不足:駅の券売機・精算機でチャージ
- カードの汚れ・損傷:清拭または再発行手続き
- IC非対応の交通機関:敬老パスは使用不可
- 優待対象外路線:通常料金で利用または他の交通手段を検討
払い戻し手順:
- 区役所等で敬老パスの利用停止届を提出
- 交付される書類を持参
- 手続きから3日後以降、指定の駅で残額の払い戻しを受ける
対象駅:地下鉄等の指定駅(詳細は利用停止届提出時に案内)
6. 特別制度・サービス
高頻度利用者向け定期券制度:
敬老パスに加えて、対象事業者の特定定期券を通常販売価格の半額で購入できます。
- 購入場所:各事業者の定期券発売所
- 必要書類:敬老優待乗車証
- 割引率:通常料金の50%
敬老パスを活動者登録に使用することで、KOBEシニア元気ポイント制度に参加できます。
- 対象者:神戸市在住の65歳以上
- 登録方法:敬老パス等のICカードで活動者登録
- ポイント活用:貯めたポイントで電車やバスの利用が可能
7. 2025年度の変更点・注意事項
主な変更点:
- KOBEシニア元気ポイント制度の変更:敬老パスへのポイントチャージによる1割お得交換は2025年度で終了
- 申請手続きのデジタル化推進:e-KOBEでのオンライン申請がより便利に
- 利用実績の活用:制度維持のための統計調査に乗車実績情報を活用
万博会場での利用:
- 会場内:敬老パスは使用不可
- 神戸〜万博会場間の神姫バス:利用可能(ただし割引適用外)
8. お問い合わせ先・相談窓口
神戸市行政事務コールセンター
電話:078-291-5952
FAX:078-291-5953
メール:pwd-kobe_gyosei_call@persol.co.jp
受付時間:8時45分〜17時30分(土日祝・年末年始除く)
PiTaPaコールセンター紛失・盗難デスク
電話:0570-014-999
受付時間:24時間年中無休
対応内容:敬老パスの利用停止手続き
各区役所・支所窓口
- 東灘区役所、灘区役所、中央区役所、兵庫区役所
- 北区役所、長田区役所、須磨区役所、垂水区役所、西区役所
- 北須磨支所、玉津支所
受付内容:申請受付、再発行手続き、利用停止届など
9. まとめ
神戸市敬老パスは、70歳以上の市民の方の外出支援と社会参加を促進する重要な制度です。申請から利用開始まで比較的簡単な手続きで済み、最長10年間という長期間利用できるのが特徴です。
申請のポイント:
- 70歳になる3ヶ月前から申請書が送付される
- オンライン(e-KOBE)または郵送で申請可能
- 利用前には必ずチャージが必要
- 紛失時は速やかに利用停止手続きを
- 10年後の更新手続きを忘れずに
制度の詳細や最新情報については、神戸市公式ウェブサイトまたは各窓口でご確認ください。この敬老パスを活用して、健康で活動的なシニアライフをお楽しみください。
注意:本記事の情報は2025年7月時点のものです。制度の変更がある場合がありますので、申請前には必ず神戸市公式情報をご確認ください。